けん玉の技はいくつあるのか

コンテンツの目的

このコンテンツは、けん玉の技を区別する一つの考え方を示し、その考え方でカウントした場合に、けん玉の技が、少なくとも5万以上あることを示すことを目的としています。

コンテンツ作成の背景

けん玉の技は300程度と言われることもありますし、3万以上、5万以上と言われることもあります。
なぜこんなに技の数に開きがあるのかというと、技をどのような考え方でカウントするかという点に違いがあるからです。

技が完成した最後の状態だけを見るという考え方もあるでしょう。
けんと玉の位置関係のみでカウントし、持ち方やプロセスを問わない考え方です。
この考え方をとると、例えば、とめけんも、ふりけんも、地球まわしも同じ技になります。
このカウント方法の場合、けん玉の技は数十に集約されるでしょう。

また、書籍などに記載されている技名のみをカウントする考え方もあるでしょう。
大皿、小皿、日本一周、世界一周、宇宙一周などの技名を数えていく考え方です。
このカウント方法の場合、けん玉の技は数百となるかもしれません。
新しい技というのは、この考え方からカウントしたものが多いように思います。

3万とか5万というのは、よくメディアで言われるようですが、どのように考え方でカウントしたら5万以上になるでしょうか。
具体的な考え方を示されているものは、あまり見かけられないようです。
そこで、本当に5万以上の技が存在する、ということを示したいと思います。

その前に、この技と認識する考え方の違いについて補足します。

技を区別する考え方には様々なものがあります。
どれが正しいという議論には意味がなく、どの考え方も正しいと考えています。
このコンテンツで一つの考え方を示しますが、正当性や正統性を主張するものではありません。
また、従来から存在している考え方で、新しい視点を提供するものでもありません。
そういう考え方もあるのだと思っていただければ幸いです。

技の数をカウントするには、前提となる考え方を一致させる必要があります。
このコンテンツでは考え方の説明に重きを置いています。

具体的な5万の技名を示しているものではありませんので、技名を知りたい方には有益な情報源にはならないでしょう。
また、早く結論を知りたい方は、こちらをご覧ください。
何を主張しているのか理解いただけると思います。

コンテンツ

01.技の構成要素

  技の流れ けん玉協会の級・段位認定試験におけるルールの原則 (技の解説と注意事項)では、試技の流

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02.構成要素の子要素

  前ページでは以下2つを記載しました。 ・技とは構え、動作、完成の3つの要素で構成される ・技の構

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03.持ち方、および乗せ方(乗せる箇所)

  前ページまでで、大きく以下の二点を説明しました。 ・技の構成要素(構え、動作、完成) ・技の構成

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04.持ち方と乗せ方の組み合わせ

  前ページでは、持ち方と乗せ方を説明しました。 ・少なくとも14種類の持ち方が存在する ・けん、ま

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05.連続技の考え方

  少し別の視点を入れてみましょう。 完成は構えにはなり得ないでしょうか? そんなことはないはずです

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06.技のカウント

コンテンツの最後のページです。 これまでのまとめ ここまでで、次のことが明らかになりました。 ・技とは構え、動

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