秘訣10:一段階難易度を上げる

秘訣10:一段階難易度を上げる

ひこうきの練習だけをいくら頑張っても、成功率は一定以上には上がりにくいです。

ある程度できるようになったら、次の段階に進むこと。
具体的には、ひこうきの練習ではなく、はねけんや、一回転飛行機の練習に進む。
これが一段階難易度を上げるです。

難易度を上げ過ぎて嫌気がさすぐらいであれば、やさしい技にした方が良いですが、1~2個程度は新しい要素が含まれている技を選びましょう。

ひこうきの練習から、はねけんや一回転飛行機などの一段階難しい技の練習に移ることで、その技の前提となっているひこうきという技への理解が深くなり、技量も上がるのです。

段位の技を終えても、大会の技があります。
それができるようになったとしても、けん玉には他にも膨大な数の技があります。
どんどんチャレンジしてマスターしましょう。

これ以上の事は記載する必要もないでしょうが、難しいことにチャレンジすることの意義を学生時代にお世話になった本から引用して、このコラムを終えたいと思います。

ある段階での知識は、次のより深い段階で用いられることによって、はじめて完全なものとなる。
したがって、むずかしいことを学べば、たとえそれ自身については限られた理解しか得られないにしても、その前の段階のやさしいことを完全に理解するためには大いに役立つのである。

S.ラング 解析入門 原書第3版 岩波書店

けん玉は面白いだけではなく、様々なことが学べる良い教材にもなります。
是非けん玉を末永く楽しみましょう。