03.持ち方、および乗せ方(乗せる箇所)

 

前ページまでで、大きく以下の二点を説明しました。
・技の構成要素(構え、動作、完成)
・技の構成要素の子要素

そして、けん、または玉の持ち方、乗せ方(乗せる箇所)を変えるだけで、技が変わるという考え方を示しました。

では、けん、または玉の持ち方と乗せ方(乗せる箇所)はどの程度の数存在するのでしょうか。
この問いにも正確な回答はできないのですが、オーソドックスな持ち方、乗せ方(乗せる箇所)を示すことで説明をします。

けん、または玉の持ち方

当サイト内で写真付きで紹介していますので、こちらを参照ください。
代表的なものは次の7種類です。

けんを持つ
・大皿持ち
・小皿持ち
・ろうそく持ち
・けん持ち
・極意持ち
・おしゃもじ持ち (すべり止めから中皿の縁あたりを握るように持つ持ち方)

玉を持つ
・玉持ち

逆手、あるいはけんと剣先を逆にした形で持つこともできますので、次の7種類も加えましょう。

けんを持つ
・逆大皿持ち (大皿持ちのけん先とけんの柄を反対にして持つ持ち方)
・逆小皿持ち (小皿持ちのけん先とけんの柄を反対にして持つ持ち方)
・逆ろうそく持ち (ろうそく持ちを逆手にする持ち方)
・逆けん持ち (けん持ちを逆手にする持ち方)
・逆極意持ち (極意持ちを逆手にする持ち方)
・逆おしゃもじ持ち (おしゃもじ持ちを逆手にする持ち方)

玉を持つ
・逆手玉持 (玉持ちを逆手にする持ち方)

合計14種類です。

けん、または玉の乗せ方

こちらも当サイト内で写真付きで紹介していますので参照ください。
けんに玉を乗せる(けんの18箇所で玉を乗せることができる)場合と、
玉にけんを乗せる(けんの8箇所で玉に乗せることができる)場合とを合わせて合計26箇所です。

けんに玉を乗せる箇所の名前と、代表的な技の名前を記載します。

玉を乗せる箇所の名前 代表的な技の名前
大皿 大皿
小皿 小皿
中皿 中皿
けん先 とめけん
けん先、および皿胴 とんぼ
皿胴およびけんの柄上部 おみこし
すべり止め すべり止め極意
大皿の縁 大皿極意
小皿の縁 小皿極意
中皿の縁 中皿極意
大皿の縁、およびけん先 大皿うぐいす
小皿の縁、およびけん先 小皿うぐいす
大皿の縁、およびけんの柄上部 大皿さるのこしかけ
小皿の縁、およびけんの柄上部 小皿さるのこしかけ
大皿の縁、および皿胴 大皿三日月極意
小皿の縁、および皿胴 小皿三日月極意
けん先、および大皿の縁 大皿けん先極意
けん先、および小皿の縁 小皿けん先極意

 

玉にけんを乗せる箇所の名前と、代表的な技の名前を記載します。

玉に乗せる箇所の名前 代表的な技の名前
大皿 大皿月面着陸
小皿 小皿月面着陸
中皿 灯台
けん先 飛行機
大皿の縁、およびけん先 大皿たけうま
小皿の縁、およびけん先 小皿たけうま
大皿の縁、およびけんの柄上部 大皿まさかり
小皿の縁、およびけんの柄上部 小皿まさかり

このページのまとめ

・少なくとも14種類の持ち方が存在する
・けん、または玉の乗せ方(乗せる箇所)は26種類存在する